COLUMN健康コラム

2023.05.31

グルタチオンの効果とは?

最近話題の美白成分

グルタチオンといえば、最近美白効果で人気の白玉点滴でよくご存知の方もいらっしゃるかと思います。

グルタチオンは、「グルタミン酸」「システイン」「グリシン」の3つのアミノ酸からできていて、グルタチオンはからだの中のほとんどの細胞に存在しています。
生きていくのには必要な成分ですが年齢とともに減少してしまいます。グルタチオンを形成している「グルタミン酸」「グリシン」「システイン」。
この3つのアミノ酸はよく耳にする成分ではないでしょうか。

 

グルタミン酸

うまみ成分として有名でタンパク質を構成するアミノ酸の一種。肌にうるおいを与え、柔らかく健やかな状態を保ちます。

 

グリシン

脊髄や脳幹にもある成分で、神経伝達物質として機能することで知られている成分です。魚介に多く含まれており、美肌にも効果的な成分として知られています。
グリシンはコラーゲンの構成に関わるアミノ酸で、肌の弾力を保つ働きがあるため化粧品や医薬品など幅広く活用されています。

 

システイン

硫黄を含んだ含硫アミノ酸で食品から摂取でき、レバーや魚、鶏卵などに多く含まれている成分です。 美容効果としては主に肌を整え、健やかに保つ働きがあります。

 

グルタチオンの主な特長は、解毒作用と抗酸化作用の他に美白効果があります。
日常生活の中では体内にさまざまな異物が混入してきます。体内に入った毒物や異物は肝臓で解毒されますが、その解毒作用として働くのがグルタチオンです。

 

〈抗酸化作用〉
激しい運動 過剰なアルコール摂取 喫煙 ストレス不規則な生活などにより、体内に活性酸素・フリーラジカルというものがつくられます。フリーラジカルは、電子を失って不安定な状態になってしまった状態で、細胞内部で細胞膜や核酸などを傷つけます。グルタチオンは、もっぱら還元型で存在していて、電子を豊富に持っており、電子を与えることでフリーラジカルを安定な状態に戻します。フリーラジカルが不必要に増えないようにすることが、健康維持の秘訣です。

 

〈解毒作用〉
細胞の中で毒素を見つけるとその毒素を包み込み、水に溶ける状態に変化させ、水溶性にします。グルタチオンによって抱きかかえられた毒素は、グルタチオンと一緒に細胞の外へと押し出され、毒素が再び細胞の中に入らないようにします。

 

〈美白効果〉
グルタチオンは強力な抗酸化作用によって紫外線による活性酸素の発生を抑え、メラニンの過剰生成によるシミの発生を抑えます。さらに、メラニンの生成過程においてメラニン合成を阻害して、色の濃いユーメラニンを作らせないようにするとともに、色の薄いフェオメラニンに変化させると考えられます。グルタチオンは「メラニンを作らせない作用」と「メラニンを黒くしない作用」の2つの作用で美白に導くのです。

 

グルタチオンの働きは他にもたくさんあります。
主な働きは以下の通りです。

 

  •  ・生体恒常性の維持
  •  ・細胞内還元剤
  •  ・過酸化水素の還元(無毒化)
  •  ・酸化型アスコルビン酸の還元
  •  ・薬物・異物の解毒作用
  •  ・酵素の補酵素
  •  ・たんぱく質の合成
  •  ・失活したビタミンCの再活性
  •  ・肝機能障害予防
  •  ・放射能障害予防
  •  ・白内障の進行防止
  •  ・黒色メラニン色素の生成抑制

 

グルタチオンが減少すると疲れや肝機能の低下、肌荒れ、代謝の低下などがおこり、老化を進行させてしまう可能性があります。

 

当院ではグルタチオン点滴を取り扱っております。当院で取り扱うグルタチオンは、アメリカより輸入したものになります。
1回あたり2,000mgと高用量のグルタチオンを投与いたします。

 

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